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りん
ネットでビフレックスをみましたが効果的にはコンプリハフトと違いはありますか?よろしくお願いします。
越屋メディカルケアスタッフでございます。
ご質問の件ですが、大きなものとして下記の違いがございます。
コンプリハフト:自着性包帯
ビフレックス:非自着性包帯
コンプリハフト:ショートストレッチ包帯(伸長率約70%)
ビフレックス:ミドルストレッチ(伸長率125%)
伸長率が異なりますのでどのように治療をされたいかで選択が異なってくるかと存じます。
ビフレックス:巻く際に圧迫力の目安を見るためのガイドマークがない
コンプリハフト:ガイドマークがある
また生地の厚みはビフレックスの方が比較的厚めとなっております。
もしりん様が製品をまだ実際に見られていない場合、直接ご確認頂くのがわかりやすいかとかと存じます。
ご質問者さまが医療者様でしたら、メーカーにサンプル依頼を頂くと対応頂けるかとも存じます。
その他不明点がございましたらいつでもお問い合わせ頂ければと存じます。
効果についての違いについての説明が少々不足しておりましたので念のため補足させて頂きます。
圧迫という点においての効果としては、運動療法をされる場合はショートストレッチのコンプリハフトの方が排液効果が高くなります。
T・T
私は看護師をしています。現在両下肢と陰嚢浮腫の患者のケアで困っています。今後は在宅緩和へ移行する予定なので、在宅でも継続できるケアを模索しています。
両下肢浮腫とともに陰嚢は約20cm大のはちきれんばかりの浮腫です。両下肢は保湿と弾性包帯、陰嚢にはスポンジを考えていますが、意識レベルがクリアでなくおむつ着用の方なので、包帯を巻く代わりになにか圧迫できないか考えています。スポンジの種類や当て方や圧迫のしかた、そのほかなにかアドバイスがあれば是非お願いいたします。
ご質問ありがとうございます。返事が遅れてすいません。
両下肢の浮腫と陰嚢の浮腫がみられるんですね。下肢と陰嚢のリンパ浮腫の原因は手術によるリンパ郭清によるものでしょうか。
意識レベルがクリアではないと書かれていましたが、それはがんによる全身状態の悪化からでしょうか、それとも脳梗塞などの後遺症、高齢による全身機能の低下や認知症によるものでしょうか。
まず、保湿は大切ですね。リンパ浮腫の場合、皮膚が脆弱になるので重要になります。
年齢がわからないのですが、高齢や全身状態の悪い場合、弾性包帯をADLが自立している方と同じように使用すると循環量が増え、心臓への負担も増えることが予測されます。
おむつ着用、意識レベルがクリアでないことから、寝たきりの方ならば、下肢に弾性包帯を巻くことはとても大変だと念います。医療者はどうにか巻けるかもしれませんが、在宅療養では家族に巻いてもらうのでしょうか。
患者さんをイメージすると、スキンケアとドレナージ、軽度圧迫がよいのではないでしょうか。セルフドレナージは自力でできないと思うので家族が毎日15分でもいいのでできるドレナージを指導してはいかがでしょうか。軽度圧迫は、越屋メディカルケアから出ているKチューブはいかがでしょうか。肌触りはよく、サイズも選択できます。お値段も手頃です。
陰嚢の浮腫にはスポンジの使用や指包帯などをしようしてもいいかもしれませんね。
在宅療養になる患者さんなので家族の協力は不可欠になります。家族にも様々な事情があります。どの程度協力ができるのか確認しておくとよいでしょう。そしてあまり難しいケアを提案すると自宅での療養を困難に考えてしまいます。
病院にいる間に、医療者のケアで可能ならば少しでも浮腫が軽減し家族がケアしやすい状況になるといいですね。
ご質問のヒントになったでしょうか。わからないことがあればまたご相談ください。
返信遅くなりすみません。アドバイスありがとうございました。
高齢ということもあり軽度認知低下がみられます。また、手術時リンパ節郭清郭はしていませんが、がんの浸潤により下肢と陰嚢浮腫になっています。陰嚢についてはスキンケアとスポンジによる軽度圧迫で10cm大まで小さくなりました。奥様が協力的なので下肢はリンパドレナージのセルフケア指導し、保湿と軽度圧迫を行っています。近日中に転院できそうです。
アドバイス本当にとても助かりました。ありがとうございました。
T・Y
当院で子宮体がんの手術をされ、術後のリンパ浮腫リスクの不安が強い患者さまがいらっしゃいます。最近少し足のむくみが出てきて、非常に不安に思われています。患者さまに対しての予防的なケアや不安を取り除く言葉などのアドバイスがありましたら、教えていただけませんか?
ご質問ありがとうございます。
術後、リンパ浮腫の可能性を患者さんに説明すると不安も大きくなりますね。日常生活の中で患者さんが気にかけ、観察を行っていることはとてもいいことだと思います。
下肢の浮腫が出現しているようですので、まずは主治医に報告しエコーやリンパシンチなどを行ってもらい、リンパ浮腫の診断をしてもらいましょう。
リンパ浮腫の治療は医師の指示が必要になります。日常生活上での注意は、虫刺されなどを予防すること、下肢なので長時間同じ姿勢を行わないこと、正座などは避ける、締め付けの強い下着、洋服、履物をさけるなどがあります。
その患者さんが、普段どのような生活を送っているのか聞いてみてアドバイスをするといいのではないでしょうか。入浴時に体を洗う際には、タオルなどを使用するのではなく、石鹸の泡でリンパの流れに沿って洗うことも一つですし、リンパ浮腫の場合、乾燥も強くなるので保湿に心がけましょう。越屋メディカルケアから出ているベーテルは匂いもなく、のびもよく、べたつき感もないためおすすめです。
蜂窩織炎症状についても説明し、異常(熱感・腫脹、発熱など)を感じたら受診するように説明してください。
その他、セルフドレナージを行うことを説明します。子宮がんの手術なので、リンパ液は腋窩に流すようにしましょう。毎日15分~30分程度でいいのでセルフドレナージを行うとリンパ液の流れを助けることもできます。
軽度の浮腫で、弾性着衣や弾性包帯の使用までのないのであれば、Kチューブなどの使用もいいかと思います(軽度圧迫ができます。越屋メディカル商品です)
患者さんの不安が少しでも軽減し、患者さんらしく日常生活が送れるように一緒に考えていきましょう。
その他、わからないことがあればいつでも質問してください。
回答、ありがとうございました。予防的なことや日常生活の注意することを患者さんへお伝えさせていただきます。また何かあれば、教えて下さい。